ロト6には、昔から語り継がれている「当たりやすい選び方」がいくつもあります。
「奇数と偶数はバランスよく」「合計値は真ん中あたりを狙え」「連番を1組入れろ」「前回の数字を引っ張れ」——聞いたことがある人も多いはずです。
これらは本当に効くのか。ロト6の全2120回の当選番号を使って、ひとつずつ実測しました。
先に結論です。どの必勝法も「当選番号によく現れる」のは事実——でも、それはランダムでもまったく同じでした。「当たりやすくなる選び方」は、残念ながら見つかりませんでした。
「奇数と偶数はバランスよく混ぜろ」とよく言われます。実際、6個のうち奇数が2〜4個(=2:4・3:3・4:2)の"バランス型"は全体の81.8%を占めていました。3回に2回どころか、8割です。
ところが、これはランダムに6個選んでも起きること。公平な抽選での理論値は81.5%で、実測とほぼ同じでした。
| 奇数の個数 | 実測 | 理論値 |
|---|---|---|
| 0個(偶数6) | 0.4% | 0.9% |
| 1個 | 8.4% | 7.3% |
| 2個 | 24.2% | 22.7% |
| 3個 | 32.9% | 33.6% |
| 4個 | 24.7% | 25.2% |
| 5個 | 7.8% | 9.1% |
| 6個(奇数6) | 1.5% | 1.2% |
「バランス型が多い」のは、単に組み合わせの数がそもそも多いから。狙って合わせても、当せん確率は1ミリも動きません。
6個の合計値は理論上の平均が132です。全2120回の実測平均は132.4と、ほぼドンピシャでした。
「合計100〜164の範囲に収める」という狙い方も定番ですが、この範囲に収まった回は74.2%。これも、真ん中付近に組み合わせが集中するという数学的な性質そのままで、選び方の工夫ではありません(ちなみに実際の最小は45、最大は212でした)。
「06と07」のような連番が当選番号に含まれる回は、およそ半分。たしかによく出ます。でも理論値も54.7%。連番を入れても入れなくても、当たりやすさは変わりませんでした。
数字を低い方(1〜21)と高い方(22〜43)に分けたとき、6個すべてが同じ側にかたよった回は、全2120回でわずか49回(2.31%)でした。
「片側に寄った組み合わせは避けたほうがいい」と言われますが、そもそも極端なかたよりは自然にほとんど起きません。あえて意識しなくても、ランダムに選べば大半は3:3や4:2あたりに落ち着きます。
逆に、下一桁が2個以上かぶった回(例:13と23で末尾3が2つ)は79.8%もありました。「末尾は散らしたほうがいい」という説とは逆で、末尾のかぶりはむしろ普通に起きます。散らすことに根拠はありません。
「前回出た数字は次も出やすい(引っ張り)」もよく聞きます。前回の6個のうち1個以上が次回も出た回は63.5%。平均すると0.836個が引き継がれていました。
これも理論値0.837個とほぼ完全一致。前回の数字を狙って入れても、当たりやすさは変わりません。
ここまで見た通り、どの必勝法も「当選番号によく現れる」のは事実です。でもその割合は、すべてランダムの理論値とほぼ一致していました。
理由はシンプルで、ロト6が毎回リセットされる独立した抽選だからです。過去にどんな数字が出ていようと、次の抽選の確率は変わりません。「よく出るパターン」は、単にそのパターンに当てはまる組み合わせがもともと多いだけ。狙って合わせても、当たる確率は動かないのです。
※ ここで検証した傾向は、アプリの統計タブでいつでも確認できます(毎週自動更新)