ロト6の予想でよく聞くテクニックがあります。
「前回も出た数字(継続数字)は勢いがあるから狙え」「長いあいだ出ていない数字(ご無沙汰数字)はそろそろ出る」——なんとなく説得力がありますよね。
では本当に、出てからの周期(待ち回数)で当たりやすさは変わるのでしょうか。ロトボットが持つ全2115回のデータで、正直に検証しました。
先に結論です。周期で当たりやすさは変わりませんでした。
継続数字もご無沙汰数字も、次に出る確率はほぼ一定です。理由までデータで見ていきます。
ある数字が前回出てから「何回後」に再び出たか、を表すのが周期です。
前回も出た数字は周期1で、これを継続数字と呼びます。逆に10回以上ずっと出ていない数字はご無沙汰数字です。
今回は各数字の「いま何回待ちか」を毎回計算し、待ち回数ごとに「次の回でその数字が出た割合」を全部集計しました(助走分を除いた2065回が対象です)。
待ち回数ごとに、次回その数字が出た割合をまとめたのが下の表です。
| 待ち回数(周期) | 次回その数字が出た割合 |
|---|---|
| 1回(前回も出た=継続数字) | 13.92% |
| 2回 | 13.78% |
| 3回 | 14.43% |
| 5回 | 13.45% |
| 9回 | 13.89% |
| 10回以上(ご無沙汰) | 14.09% |
| 基準(全数字共通) | 13.95% |
※全2115回のうち、助走を除く2065回を集計。どの待ち回数も13.3〜14.4%の範囲に収まり、基準13.95%との差は誤差の範囲です。
継続数字(13.92%)も、10回以上のご無沙汰数字(14.09%)も、基準の13.95%とほぼ同じでした。
「継続だから勢いがある」「ご無沙汰だからそろそろ」は、データ上は確認できませんでした。
「継続数字は1回に何個くらい出るのか」も調べました。
実測は平均0.84個/回。これは、公平な抽選なら理論上そうなる値(6個×6÷43=約0.84個)とぴったり一致します。
つまり「継続がある週・ない週」があるのは事実ですが、それは特別な流れではありません。
コインを投げれば表が続くこともあるのと同じ、ただのばらつきです。
次にどの数字が継続するかを言い当てる手がかりにはなりません。
最後に、いちばん知りたいところです。
「継続を1個入れて、ご無沙汰は0〜1個に絞る」という“よくある形”のフィルタで6個を選んだら、ランダムに選ぶより当たるのか?
各回ごとに大量の予想を作って比べました(1回あたり300通り×2065回=約62万通りずつ)。
| 選び方 | 平均的中(6個中) | 6個完全的中 |
|---|---|---|
| 完全ランダム | 0.838 個 | 0 回 |
| 継続・周期フィルタ | 0.836 個 | 0 回 |
※約62万通りずつでの比較。差はわずか0.002個でほぼゼロ、6個完全的中はどちらも0回でした。
結果はほぼ完全に互角。フィルタをかけても、かけなくても、当たる数は変わりませんでした。
答えはシンプルです。ロト6は毎回ボールをすべてリセットして抽選する独立した試行だからです。
抽選機は「この数字が前回出たか」「何回ご無沙汰か」を知りません。だから前回の結果は次回にいっさい影響しません。
「そろそろ出るはず」「勢いがある」と感じるのは、人間が無関係な出来事に流れを見いだしてしまうギャンブラーの誤謬という錯覚です。
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